どんな子が国公立大医学部に合格するか

今回は、実際に国公立大医学部に合格する子の特徴について書きたいと思います。

医学部に合格する子も他の集団と同じく正規分布します。つまりすごく優秀な子もいれば、そうでない子もいるということです。

能力は遺伝か環境かという議論がありますが、国公立大医学部に入るということだけ考えるのであれば、才能(例えば数学的センスがあるなど)がある子ではなくても合格は可能ということです。

例えば医学部に合格する子の特徴でいくつかポイントをあげるなら、

•勉強の進度が早く、同じテキストや問題集などを何度か繰り返しできた。

•多少要領がよい。

•苦手科目が少ない。

•情報に敏感。

•医学部出身者に教えてもらっていた。

などがあります。

このような条件を満たすために、進度が早く、勉強のサポートがしっかりしている学校を選ぶ、医学部出身者が教えている塾に通わせる、医学部出身の家庭教師につけるなど、環境を親が整えてあげるとよいです。

ところで、国公立大医学部に合格するような子なら勉強なんて自分で考えて進められると思いませんか?

確かにそうなのですが、そこはやはりまだ若いので、ある程度は自分で判断できるのですが、後から考えてみるともっと改善点があったと思います。これは私の経験談です。

話しはかわりますが、国公立大医学部受験においては、案外成績が良くても落ちる子がいます。受験者の層が厚いので、ミスや当日の試験内容の相性などが原因のことが多いと思います。前にも書いたように、やはり入試当日にほかの受験生よりも高得点がとれるかどうかが大事ですので、勉強はしていて模試なども悪くないのですが、志望校特有の対策が不十分だったり、自己流の勉強に走りすぎて情報に疎い子などは要注意です。

国公立大医学部に合格するためには、親や塾、先輩など経験者の助言やサポートが重要だと言えるでしょう。

経験者の意見という意味で、このブログが少しでも役に立ってくれるとうれしいです。

医学部の学費、国公立大と私立の違い

今回は医学部の学費についてです。

このブログでは国公立大医学部に合格する方法を考察しています。

近年、私立大医学部の学費が安くなってきたとはいえ、やはり高額です。

私立大医学部の学費を見てみると、

最も安い部類の慶応大医学部、順天堂大医学部でも初年度(入学時と1年時にかかる学費などの費用)が約300万〜400万円、2年以降は年間約360万円で、6年で約2000万円かかります。

高い部類の川崎医大だと初年度約1200万円、2年以降は年間約700万円で、6年で約4700万円かかります。

一方で国立大医学部は、
初年度約80万円、2年以降は年間約54万円で、6年でも約430万円です。

公立大医学部も出身が県内、県外の違いにより初年度が80万円~130万円と幅がありますが、2年以降は年間約54万円というのは同じで、6年でも約430万円~500万円くらいに収まります。

このように子供が18歳の時点でかなり貯蓄がないと私立大医学部に通わせるのは難しいです。

確かに奨学金や、成績優秀者ならば学費が(一部)免除となる大学もありますが、学年ごとに対象者が選定されるため6年間維持するのも大変だと思います。

よほど裕福な家庭や、どうしても私立のこの大学で〇〇がしたいなど理由がある場合は別として、やはり国公立大医学部にこだわるべきだと私は思います。

中学受験対策について その2

今回は、中学受験の算数についてです。

中学受験といいつつ、いきなり大学受験の話しなのですが、中学受験時に算数が得意だったひとでも中学・高校のあいだにすっかり数学が苦手になる子がいます。

それだけ中学受験の算数は特殊であり、対策をとっている子が強いです。

勉強のポイントを何かひとつ挙げるとすれば、小学生が中学受験算数の全体像を把握するのはなかなか難しいので、親がどんなパターンがあるかを把握し、ひとつずつパターンをつぶしていくのがいいでしょう。

大学受験でも言えることですが、入試問題は1)基本パターンの問題、2)基本パターンを組み合わせた問題に大別されます。

対策としては例えば青チャートにある基本問題パターンをまずは身につける(完璧に全パターンを身につけるのはかなり大変なので8割くらいでもいいですが)。

するとパターンに当てはまる入試問題がまず解けるようになる(これだけでも合格ができる大学もあります)。

するとあるとき急に基本パターンを組み合わせたレベルの高い問題も解けるようになります。

多くの受験生は基本パターンが身につかないうちに入試を迎えるのです。

逆に基本パターンをほぼ身につけていれば、すごいアドバンテージになります。

中学受験は小学生がしますので、算数の基本パターンを把握して身につけている受験生はとても少ないでしょう。センスのある子は初見でも問題が解けてしまうのですが、親が全体を把握するのを手伝えばその子たちより高得点を狙えますし、入試当日の当たり外れが少ないので確実に合格を勝ち取れます(これは本当に大事です)。

具体的には、植木算、つるかめ算など中学受験特有の解法がある問題を親がすべて把握し、表などにして穴をなくしていくと格段に点数が上がると思います。

またよくある議論として、問題によっては方程式を教えるという方法もありますが、理解が浅いとやけどするので、方程式は算数が得意な子にだけ教えていいと考えましょう。

それよりも中学受験算数の解法のパターンを覚えさせる方が早いと思います。

今回は、大学受験にも通ずる当たり前だけれども多くの受験生ができていない基本パターンを網羅する大切さについて書きました。

高校生にも難しいことなので、中学受験ではぜひ親が手伝ってあげて下さい。

中学受験対策について その1

東大・京大・国公立大医学部合格を目指すにあたり、多くの子にとってまず第一の関門は中学受験でしょう。

以前にも書いたように、大学受験では入試当日に点数がよければいいので、中学・高校が公立であっても構わないと思います。

しかし特に医学部や医者の世界では出身中学や高校が偏るため、有名私立中学出身だといろいろ助かることが多いのも事実です。

企業に関しても、出身大学も大事ですが、出身中学・高校ごとに組織があるなんていうこともよく聞きます。

私個人としては、住んでいる地域や金銭的条件など環境が許すなら中学受験をすることを勧めます。

中学受験対策については、たくさん書きたいことがあるため記事を分けて書きます。

今回は算数の先どり学習と中学受験対策について書きたいと思います。

私は小学校2年で小学校6年までの教科書を自習で終えたのですが(以前書いたように、ひとりでわからない場合や続けるのが難しい場合は親がみてあげて下さい。)、小学校5年生のときに初めて受けた大規模な塾の模試の結果は散々でした。やはり中学受験にはそれなりの勉強の仕方が必要とわかりました。

その後、塾に通い2回目の模試で最上位のクラスに入る条件を満たしたので、やはり算数の先どり学習で基礎力がついていたのだと思います。

中学受験の算数対策についてはまた詳しく別の記事に書きたいと思います。

算数の先どり学習

小学校時代、私は算数の先どり学習をしていました。

具体的な方法は、ひたすら教科書を読んで問題を解いていました。

公文式を学年以上の進度でやっているひとは、算数の先どり学習をしていることになりますが、やはりお勧めは教科書です。

なぜなら、算数の教科書を自分で読んで進めていくことは国語力も養うことになりますし、公文式ほど問題が多くないので案外速く進みます。

私は小学校入学後に教科書の自習を始め、小学校1年で5年生の教科書を終え、2年生で6年生までを終えました。私は自分で読んでやっていましたが、理解が難しい場合やモチベーションが保てずペースがつかめない場合は親がみてあげるとよいと思います。

なんでもインドや中国では1週間に12時間くらい親が子供の勉強をみているそうです。学歴がすべてではありませんが、仕事柄感じるのは、やはりインドや中国の学生さんは世界的にも極めて優秀なひとが多いです。あなたの家庭はいかがですか?

算数の先どりの効果はすぐに表れ、小学校時代の算数の成績はかなりよかったです。教科書先どりは自分で考えついて親に教科書を買ってもらったのですが、算数の基礎力がついたと思います。

結果としてセンター試験では数学は200点満点でした。

算数の教科書先どり学習を行ううえでの注意点は、いかにモチベーションを維持するかですので算数を好きにする工夫もしくはより直接的に算数の教科書をやることを好きにする工夫が必要です。

例えば、親が一緒にやってくれることがうれしい子もいるでしょうし、兄の学年に追いつくのが楽しいかもしれませんし、教科書をどこどこまでやったら週末好きな場所に連れていってあげるというのもいいですし、学校でみんなから算数が得意だと思われてうれしいというのもありです。

続けられる理由は、ひとりひとり違うと思いますが、上記の例のように何かモチベーションを維持するものを見つけてあげましょう。

今回は小学生の勉強で一番のきもである、算数・国語をのばすための算数の教科書先どり学習についてご紹介しました。

先どり学習中の復習をどうするかについてや、中学受験の対策(教科書の先どりだけでは太刀打ちできません)については別の記事で書きます。

入試当日に点数がよければ合格する

入試当日に点数がよければ合格する。
当たり前ですが、意外と忘れがちです。

私も学校の試験や模試で成績がよいと、それで満足してしまい正直油断していました。
全体的に学力が上がっていればどんな問題でも対応できますが、それは理想です。

合否を分けるのは他の受験生よりもいかに点数を取るかですので、皆ができる問題をできるだけではだめなのです。
また皆ができる問題を取りこぼしてもいけません。

ではどこで差が出てくるか。

それは多少運もあります。
直前に見た問題が出た、得意な分野の問題が2問も出た。など
幸運を味方につけたというエピソードはよく聞きます。

自分の行きたい大学の入試当日に高得点をとるにはどうすればいいか。
そのためには小さいころからどのような戦略をとるべきか。

少し長いスパンの話ですが、小さいころからこれをイメージして勉強を進めることが大事です。

少し具体的にイメージしてみましょう。

東大受験の日、数学の試験開始前、
体調はまあまあ、少し緊張しています。

試験官の合図で数学の問題を開きます。
問題全体を見渡して方針が立ちやすそうな問題からとりかかります。

例えば東大理Ⅲに合格するためには3問完答(3完)+部分点が必要です。
2問完答までは取りこぼせず、3問完答+αまで上乗せする必要があります。

そうなるための勉強の戦略としては早めに2完が安定してできるようにすることが重要です。
そのためには他の受験生よりも早い時期に標準的な数学の問題がしっかり身についていなくてはなりません。
標準的な問題を身につけるための問題集である青チャートなどのボリュームを考えると、
やはり数学に関してはとにかく早め早めに進んでおくことが大事という意識が持てるでしょう。

例えば灘中学高校では高校2年で高校3年までの数学が完了するようです。
また数学を得点源とする受験生であればさらに早い進度であったり、
大学の範囲の数学にも手をつけているひともいるようです。
(もちろんかなり高得点をとるためには数学的センスが必要ですが。)

今後2020年度(2021年1月)からセンター試験にかわる「大学入学共通テスト」が導入されますが。
数学を早めに進めることが重要なのは今後もかわらないでしょう。

以上の理由から私は個人的に算数、数学を先どり学習することを勧めています。
その方法についてはまた別の記事で紹介します。

子供を東大・京大・国公立大医学部に入れるためには

学歴はすべてではありませんが、親は子供が自立して、好きなことをして生きて行ってくれることを願っています。

なぜ東大・京大・国公立大医学部かについては、根拠はありませんが自分のまわりに東大・京大・国公立大医学部を目指して勉強し、見事に合格していったひとが多かったため自分の経験から情報を発信できると考えました。

特に国公立大医学部受験を通過する方法に関しては多くの情報を提供できると思います。

新学期が始まり、来年の受験に向けて気持ちを新たに勉強をスタートさせた受験生も多いと思います。

2018年の入試結果は
<東大合格者数>
開成(東京)174名
筑駒(東京)109名
麻布(東京)96名
灘(兵庫)91名
栄光学園(神奈川)77名
桜陰(東京)74名
聖光(神奈川)72名
学付(東京)49名
渋谷教育学園幕張(千葉)49名
海城(東京)48名

日比谷(東京)47名
駒場東邦(東京)47名
浅野(神奈川)42名
ラサール(鹿児島)42名
筑付(東京)38名
早稲田(東京)38名
女子学院(東京)34名
東海(愛知)30名
西大和(奈良)30名
武蔵(東京)27名

<京大合格者数>
北野(大阪)82名
洛南(京都)76名
天王寺(大阪)61名
膳所(滋賀)58名
西大和(奈良)57名
東大寺(奈良)55名
大阪桐蔭(大阪)51名
堀川(京都)44名
洛星(京都)42名
甲陽学院(兵庫)42名

大阪星光(大阪)40名
灘(兵庫)40名
東海(愛知)38名
奈良(奈良)37名
旭丘(愛知)35名
西京(京都)29名
清風南海(大阪)29名
姫路西(兵庫)29名
明和(愛知)27名

<国公立大学医学部合格者数>(2017年)
東海(愛知)121名
灘(兵庫)83名
洛南(京都)81名
久留米大附設(福岡)78名
ラサール(鹿児島)77名
開成(東京)59名
愛光(愛媛)61名
甲陽学院(兵庫)55名
東大寺(奈良)54名
熊本(熊本)52名

やはり私立中高一貫校が強いです。
私もこのリストにある私立中高一貫校出身で、現役で国公立大医学部に合格しました。

しかし高校名で合格するわけではないので、東大・京大・国公立大学医学部に入るためにはあくまで個人の努力が必要です。

18歳の受験の時点で合否を決めるものは何でしょうか。

地頭でしょうか、環境でしょうか、地道な努力でしょうか、運でしょうか。

ケースバイケースでいろいろな要素が絡んでくると思いますが、このブログでは小さいうちからの積み重ねで、最終的に大学受験の時点で比較的余裕をもって東大・京大・国公立大医学部に合格できる力をつける方法を考察していきます。

別の見方をすると、早稲田・慶応・上智・同志社・立命館などの有名私立大や国公立大学の医学部以外にはかなり余裕をもって合格できる力がついていることになり、大学受験の時点での選択の幅が広がるということです。

※ブログの内容はあくまで私個人の経験に基づく意見ですが、少しでも目標達成の参考になれば幸いです。

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